「やあやあ、久しぶりやないですか先輩!」
「うわああ、びっくりさせるでないよ!てか、君久しぶりやんけ。元気しとったんかいな?」
「ええ、えへへ、まあ、元気は元気ですよ。ほら、今も現役でアイ・スラッガーとかバリバリかましてますし。見ます?」
「ちょちょ!あかんあかんて!こんな近距離でかますなや。一発で死んでしまうよ。」
「あ、すいません。つい興奮してしまいました。」
「昔から変わっとらんな君は。で、最近なにしてるん?君の息子ばっかり目立ってるやん。てか、大きくなったなあ!名前なんやったっけか?テンじゃなくて・・・ハチやなくて・・・」
「ゼロです、先輩。」
「おおお、そうそうゼロちゃん!どう元気しとるの?」
「ええ、まあ、元気なんですけど、元気すぎてこの前喧嘩してしまって。昨日の夜に家飛び出して、なんか地球?っていう星に行ったみたいなんですよ。」
「へえ、地球?そこ遠いん?」
「ええ、まあ、そんな遠くないですね。」
「心配してるんやろ?やからワシんとこ来たんちゃう?」
「実はそうでして。どうすればいいですかね?父親なのにわかんなくて・・・」
「そらもう、答えは一つしかあらへんやないの。」
「ひとつ?」
「せや、行ったれ?君の足で迎えに行ったれ?子供っちゅうもんはいつまでも親に心配されるもんやで。はじめはうざいうざい、とか思っててもいつかは親の優しさ愛情、わかるもんや!それが今ちゃうか?言葉はいらん。ただ行くだけでいいわ。」
「せ、先輩!自分感激しました!せんぱーい。」
「わわあ、やからそのアイビーム危ないって!マント少し焦げたああああ!!」
ウルトラの愛を感じる瞬間の写真